くすり箱(小)

   

くすり箱(赤) ご家庭の配置薬入れでおなじみの赤いくすり箱です。

昔ながらのデザインでレトロな雰囲気があり、インテリアとして、薬以外のものも入れてもお楽しみ頂けると思います。

大、小2つのサイズからお選び頂けます。

くすり箱(大)  外寸 縦(奥行)23.6cm 横 18.7cm 高さ 11.0cm  内寸 縦(奥行)22.6cm 横 17.7cm 高さ 10.0cm くすり箱(小)  外寸 縦(奥行)20.5cm 横 16.5cm 高さ 9.0cm  内寸 縦(奥行)19.5cm 横 15.4cm 高さ 8.5cm  配置薬、置き薬の歴史 富山の薬売りが全国行商を行うようになったきっかけとして「江戸城腹痛事件」とい うエピソードが伝わっています。

元禄3(1690)年、参勤交代で江戸城を訪れていた前田正甫が、腹痛に襲われた三春 藩主の秋田輝季に反魂丹を服用させたところ、たちどころに回復。

その評判が広ま って全国の大名が富山の薬売りの行商と求めるようになったといいます。

このようなトップセールスが事実だったかどうかは確認されていません。

ただ正甫は 藩内の薬売りに全国で自由に商売できる許可証「他領商売勝手」を発布。

領内で生産 した反魂丹を藩外へどんどん「輸出」して「外貨」を稼ぐことを奨励しました。

商人たちも規律を保ちながら販路を拡大。

扱う薬の種類も増やし、売薬は富山藩の一 大産業へと成長しました。

「殿様商売」どころではなく、官民一体となった正甫の積極的な経済政策は成功した のです。

現在も受け継がれている越中富山の薬売りの基本理念「先用後利」は、「用を先にし 利を後にし、医療の仁恵に浴びせざる寒村僻地にまで広く救療の志を貫通せよ」とい う正甫の訓示から引用されました。

これを実践したのが、まさに置き薬商法。

医学が未発達だった江戸時代は、患者や家族の気持ちに付け込んで効能がはっきりし ない薬を法外な価格で売りつける商人も少なくありませんでした。

そんな中、越中富山の薬売りたちは藩主の名を汚さず、孫の代まで商売が続くように と真心を込めて行商に励み、大名から庶民に至るまで多くの人々の健康保持に貢献し たのです。

  • 商品価格:1,320円
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